本日も突発性難聴をはじめ難聴の患者様についてご説明させて頂きます。
当院では吹田をはじめ大阪、全国から様々な難聴に苦しむ患者様がご来院されております。
その中でも特に発症後すぐに病院にて突発性難聴の治療をどのようにしているのかをご説明させて頂きます。
①ステロイド療法
発症後すぐでは、内耳にて炎症が起きている可能性があるため、内服・点滴にて副腎皮質ステロイドにて治療をします。
ステロイドの目的は顔面神経麻痺と同じく、身体の活動を低下させることで炎症を鎮める目的があります。
しかし、有毛細胞が死滅している場合は再生する目的はない為、あくまで悪化を防ぐ目的で投与される治療方法となります。
炎症が原因による炎症だった場合は改善する場合はありますが、多くの方においては治らずそのままとなる患者様がほとんどです。
十分に回復しない場合や全身投与が難しい場合は、耳の中にステロイドを注入する「ステロイド鼓室内注入療法」が行われることがありますが、その効果に対する評価は定まっていません。
②高圧酸素療法
いわゆる酸素カプセルになります。
耳の奥の内耳の有毛細胞は非常に多くの酸素を必要するのですが、酸素を届けるための血流が少ない部位でもあります。
突発性難聴の原因の1つとして、有毛細胞が酸素不足になり、音が感じづらくなると考えられています。高気圧酸素治療では酸素不足になったコルチ器に充分な酸素を供給することで、突発性難聴の症状を改善させる効果があると考えられています
となっていますが、実際は有毛細胞が壊死した場合、ピンポイントで内耳に届けるわけではないので根本的な治療にはならないのが現状です。
③その他
血管拡張薬、代謝改善薬、ビタミンB12を併用することもありますが、どれも壊死した有毛細胞に効果をもたらすものではないため直接的な効果が望めないのが現在の医療の現状となっております。
以上が突発性難聴を発症後すぐに行う病院での治療となります。
根本的な治療は確立されていないため時間を要するのが現状となるようです。
しかし、当院では1日でも早くから治療をスタートすることで完治に近づくことが多くの治療結果から伺えています。
もし、お困りの方がおられましたら気兼ねなくご連絡、ご相談、お問い合わせ頂けたらと思います。
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