大阪|吹田で最も突発性難聴に特化した鍼灸院がお伝えする突発性難聴について②

query_builder 2023/02/23
突発性難聴
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本日も突発性難聴をはじめ、多くの難聴の患者様が吹田だけでなく大阪や全国からご来院されております。


本日は、耳からどのように音として伝わるのかを難病専門の鍼灸院の視点からご説明させて頂けたらと思います。


耳介

耳介とは外から見えている耳のことです。

耳介とは外に飛び出しているいわゆる『耳』と呼ばれる部分です。

形状は顔の横側から突き出しているために、外から入る音を効率的に集める事が出来ます。 人によって形が違う意味はあまりありませんが、集めた音を外耳道へ届ける事が働きとなります。

音がどの方向から聞こえているかの、方向性を知る役割も耳介が果たしています。


外耳道

耳介の中心から鼓膜までの約2.5cm~3cm程度の長さの器官です。

一般的に「耳の穴」と聞いてイメージする部分のことです。

外耳道の役割は、耳介で集めた音を鼓膜まで伝えることです。

さらに、高音域の音を大きくして聞き取りやすくするという働きも担っています。


中耳

中耳の働きとは振動の増幅と耳管による気圧を調整する事にあります。
中耳とは、鼓膜と鼓室にある3つの耳小骨(ツチ骨、キヌタ骨、アブミ骨)から作られており、鼓室からは耳管を通って鼻腔に繫がっており、鼓室内の気圧をコントロールする事で「音」を内耳へ伝達する役割があります。
音を外耳道から伝わった振動を鼓室内の耳小骨に伝えます、最初に鼓室内のツチ骨、キヌタ骨、アブミ骨と順番にテコの原理で増幅させながら伝えていき、最終には鼓膜に伝わった音を大きく増幅させて内耳へ送っていきます。テコ比は1.3倍、鼓膜とか卵円窓との面積比では17倍の比率となり、これらの比率により音圧が増幅されることになります。


内耳

内耳の働きとは振動を有毛細胞により電気信号に変換して脳に伝える事にあります。

内耳は、蝸牛(かぎゅう)と呼ばれる、名前の通り渦巻き状の形をした器官とそこに繫がっている管状の三半規管・前庭から作られています。

音を伝える事に関係しているのは蝸牛という器官になります。蝸牛は音を感じ取る役割があり、中にリンパ液と呼ばれる液体が入っており音の振動を波として伝え、内側には有毛細胞(ゆうもうさいぼう)という感覚神経を刺激していきます。

有毛細胞とは音を電気信号に変換する役割を果たす器官です。

内側に1列、外側に3列、ピアノの鍵盤の様に並んでいる有毛細胞は1本1本が特定の強さ・高さに対応しており場所により役割が変わります。蝸牛の入り口付近の有毛細胞は高い音域を認識しており、奥になるにつれて低い音域を感知します。外耳、中耳から伝わってきた振動は蝸牛内にあるリンパ液を震わせ波に変えていきます。リンパ液に伝わった波を有毛細胞が感知し、電気信号に変換して聴神経に伝え、その後大脳に伝えられていきます。そして脳で音や言葉を処理し理解できる音にしていきます。


以上のように耳から入って来た音は空気の振動として耳介から集約され、最終的には脳が電気信号を受け取ることによって音として初めて認識されています。

難聴になるということはその電気信号を受け取る部分、電気信号を送る部分、振動を伝える部分の障害により難聴として聞き取りにくさ、聞こえないといった症状になってしまいます。


またご不明なことなどありましたら当院へお問い合わせを頂けたらと思います。

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しるべ鍼灸治療院

住所:大阪府吹田市朝日町5番32号 摂津ビル3F

電話番号:06-4798-5966

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